ショック・ジョックという職業
オーストラリアに来てから知った職種に、
Radio Shock Jock (ラジオ・ショック・ジョック)というのがあります。
ラジオのディスクジョッキーの中でも、
わざと煽動的な事を言ってリスナーをびっくりさせたり不愉快にさせて、
メディアの注目を集める人のことです。
ラジオは全く聞かないので直接聴いたことはないんですけど、
オーストラリアには何人ものショック・ジョックがいて、
しょっちゅうやり過ぎて「言い過ぎました、ごめんなさい」と謝ったり、
「本当のことじゃ、何が悪いんじゃ」と開き直ったりしているニュースを目にします。
その中でも、私ですら知ってるのがこのおっさん、アラン・ジョーンズ。
メディアの注目を集めるようなひどい事を言うのがこの人の仕事なので、
今に始まったことではないのですが、今回はさすがにひどい。
アランは今の政権与党である労働党と対立する自由党の支持者で、
とにかく現首相のジュリア・ギラードのことが大嫌い。
機会がある度に彼女のことをボロクソに言ってきました。
政治的見解が対立するので反対意見をいうのはもちろん構わないのですが、
何と言うか、その批判のレベルが低すぎる。
最近も「袋詰めにしてタスマニア沖に捨ててしまえ」とか、
聞いてる方が恥ずかしくなるような低次元な悪口を言うワケです。
そもそも女性が権力の座にあることが、
感情的にどうにも耐えられないタイプのようでもあります。
自由党の党首のトニー・アボットと同じ感じですね。
その彼が金曜日の夜、シドニー大学構内で行われた、
自由党の青年支持者の集会に招待され、また最低な事を言いました。
ジュリアのお父さんがつい最近亡くなったのですが、
その事を指し「オヤジは娘のことが恥ずかしくて死んだ」
というような言い方をしたのです。
会場にはジャーナリストがいて、しっかり録音。
おとといからメディアのトップニュースになっています。
両党の政治家も公式コメントやツイッターで「最低!」と批判し、
さすがのアランも昨日は公式謝罪をすることに。
しかしこの謝罪会見でも明らかに「謝りゃあいんだろう、謝りゃあ」という態度で、
全く誠意なし。火に油を注ぐような状態になっています。
ま、彼は自分が番組を持っているラジオ局の一部オーナーでもあるので、
クビになる心配はないみたいですけど、
今日になって彼のラジオ番組のスポンサーが相次いで広告を辞めると発表。
しばらくこの騒ぎは続きそうです。
ちなみにジュリアは、
謝罪のための彼からの電話を受けることを拒否してるそうです。
しかしこういう仕事が職種として成り立っていること自体、
それを聴きたい人がたくさんいるっていうことですよねえ。
一体誰が聴いてるんだろう、こんなラジオ。
それでもセレブはセレブ!
Radio Shock Jock (ラジオ・ショック・ジョック)というのがあります。
ラジオのディスクジョッキーの中でも、
わざと煽動的な事を言ってリスナーをびっくりさせたり不愉快にさせて、
メディアの注目を集める人のことです。
ラジオは全く聞かないので直接聴いたことはないんですけど、
オーストラリアには何人ものショック・ジョックがいて、
しょっちゅうやり過ぎて「言い過ぎました、ごめんなさい」と謝ったり、
「本当のことじゃ、何が悪いんじゃ」と開き直ったりしているニュースを目にします。
その中でも、私ですら知ってるのがこのおっさん、アラン・ジョーンズ。
メディアの注目を集めるようなひどい事を言うのがこの人の仕事なので、
今に始まったことではないのですが、今回はさすがにひどい。
アランは今の政権与党である労働党と対立する自由党の支持者で、
とにかく現首相のジュリア・ギラードのことが大嫌い。
機会がある度に彼女のことをボロクソに言ってきました。
政治的見解が対立するので反対意見をいうのはもちろん構わないのですが、
何と言うか、その批判のレベルが低すぎる。
最近も「袋詰めにしてタスマニア沖に捨ててしまえ」とか、
聞いてる方が恥ずかしくなるような低次元な悪口を言うワケです。
そもそも女性が権力の座にあることが、
感情的にどうにも耐えられないタイプのようでもあります。
自由党の党首のトニー・アボットと同じ感じですね。
その彼が金曜日の夜、シドニー大学構内で行われた、
自由党の青年支持者の集会に招待され、また最低な事を言いました。
ジュリアのお父さんがつい最近亡くなったのですが、
その事を指し「オヤジは娘のことが恥ずかしくて死んだ」
というような言い方をしたのです。
会場にはジャーナリストがいて、しっかり録音。
おとといからメディアのトップニュースになっています。
両党の政治家も公式コメントやツイッターで「最低!」と批判し、
さすがのアランも昨日は公式謝罪をすることに。
しかしこの謝罪会見でも明らかに「謝りゃあいんだろう、謝りゃあ」という態度で、
全く誠意なし。火に油を注ぐような状態になっています。
ま、彼は自分が番組を持っているラジオ局の一部オーナーでもあるので、
クビになる心配はないみたいですけど、
今日になって彼のラジオ番組のスポンサーが相次いで広告を辞めると発表。
しばらくこの騒ぎは続きそうです。
ちなみにジュリアは、
謝罪のための彼からの電話を受けることを拒否してるそうです。
しかしこういう仕事が職種として成り立っていること自体、
それを聴きたい人がたくさんいるっていうことですよねえ。
一体誰が聴いてるんだろう、こんなラジオ。
それでもセレブはセレブ!
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